「ほっ」と。キャンペーン

フォント選びのイライラにさようなら

f0053906_17101888.jpg

制作をしようとすると、いっつも困るのが、欧文書体のフォント選び。
色々あって、どれがどれだか、フォント名見ただけじゃわからない!

というわけで、グーグってみたら、こんな本を見つけました。





プロテスタントとカトリックというキリスト教の宗派が、アルファベットのフォント形成に影響しているということ。

例えば、ドイツやスイスは、プロテスタント派の国。
質素倹約、勤勉を美徳とするプロテスタントは、資本主義を助長する一つの原因となり、産業発達の結果、大量生産が始まって商品広告が必要になり(特に4ヶ国語が必要なスイスは特に)、グラフィックデザインが発達するわけです。
その結果生まれたのが、Helvetia(スイス)やFutura(ドイツ)などの機能性重視のゴシック体。

一方、フランスやイタリア、スペインなどは、カソリックの国。
カソリックは、教会重視の宗派で、「悪いことしても教会で懺悔すればいーや」的傾向があります。肥沃な土地や温暖な気候も手伝って、ヨーロッパでもこれらの国はファッションとグルメとアートの中心地で、人々もあまり働かない。
そんなお国柄を反映してか、機能性を追及したゴチックを嫌い、産業革命を経た今でも、Garamond(フランス)やBodoni(北イタリアで生まれた)などのフォントが根強く残っているわけです。

そう言われれば、アルマーニのフォントはBodoniだし、ルフトハンザ航空のフォントはウルム造形大学で開発されたゴチック体。フォントを見れば、あ、イタリアっぽい、とか、フランスっぽいとか、スイス・ドイツっぽい、とかわかるわけです。チョコレートのブランドも、スイスのチョコレートは大体ゴチック体が多いことに気がついた。

同じキリスト教でも、宗派によってこうも違うんだということと、ちゃんとどの国も自分のお国柄や国民性に合った方の宗派が根付いているということが、面白かったです。そして、文字の造形性にまで影響を与えるキリスト教のパンチ力、すごーい!

ちなみに、日本語なんて、書道の文字とか、フォント的にはどちらかというとカソリック寄りなのに(仏教国だけど)、なんでこんなに日本人は勤勉なんだろう。。。やっぱ資源が乏しい島国だからしょうがいないのかもね。とほほ。
[PR]
by bebalanced | 2007-08-20 07:39 | Art&Design
<< KIJの提出課題完成!(BAS... 涼を呼ぶ浮き花 >>