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愛ある医療を語り合う

世田谷区の市民公開講座、「愛ある医療を語り合う」に参加してきました。

がん患者に対する抗がん剤や放射線治療に限界を感じ、人間の持つ自然治癒力に注目した医師、看護師、セラピスト、医療コーディネーターの方々の講演とパネルディスカッション、そして、アーティストの方々のコンサートは、お勉強というより、感動と涙の連続で、6時間、涙が滝のように流れっぱなしでした。

自らの、もしくは愛する人の病気や死によって気付かされた命の大切さ、尊さ、魂の存在、愛の存在、感謝の気持ち。

これらが、講演者やアーティストの方々の実体験を元に、切実に、嘘偽りなく、胸に迫ってきて、訴えてきて、周りの人もみんな兎の眼のように目が真っ赤になっていました。

私は、「人に感動を与え、癒し、健康にしたい」という思いを持ち、デザインやマクロビオティックなどを勉強してきましたが、医師でも看護師でもセラピストでもない、何の専門知識もスキルもない、ただのOL。
実際の”医療”となると、敷居が高く、自分には届かない世界のような気がしていました。

でも、優秀で人格的にも素晴しい方にも関わらず、30代半ばで癌になり、天に召された森陽さんの死
プロのジャズシンガーで、同じく30代半ばで癌になって志半ばでお亡くなりになった石野見幸さんの死
そのお二人に励ましの言葉を送ることや、良くなるようにお祈りすることしかできなかった自分のもどかしさ、至らなさ。
当時の思いが、ずっと心の片隅、奥底に潜んでおりました。

幸い、終了後の懇親会で、自由に講演者の方とお話する機会がありましたので、思い切って自分の思いをぶつけてみました。

そうしたら、こんなinsightfulなお答えを頂きました。

「人の役に立ちたいという思いはとても尊く、持ち続けることが大事。」

「患者さんや家族と接するボランティアという道がある。」

「なにかを『する』ではなく、『ある』『いる』こと。側にいてあげる、話を聴いてあげる、それだけで、患者さんは自分の力で回復していく」

「医療のプロじゃないからこそできることがある。素人さんだからこそできることがある。ここを覚えておくといいよ。」

「人の役に立ちたいという純粋な気持ちを持ち続けることがとても大事。
医療のプロは、どうしても自負が生まれてしまい、『わたしが治してあげましょう』的な態度になってしまう。そして、現場にいるうちに、どんどん最初の頃に抱いた純粋な気持ちを失ってしまう。だから、専門的な知識やスキルや資格から離れている立場であるからこそ、できることがある。」

「(講演会でも話したように)『チーム医療』という考え方がある。これからはチーム医療の時代。医者や看護師、セラピスト、そうじゃない人、色々な人が集まって患者さんを癒していく時代。
既に医者の人や看護師の人とのつながりを持っていることによって、「やろうよ!」って声をかけてくれるかもしれない。そういう人とつながりを持つことが大事」

「患者さんは医者や看護師の資格を求めてはいない。心のケアに専門知識や資格はいらない。これは私が現場でひしひしと実感したこと。」

目から鱗でした。
自分ができることが見えてきたような気がしました。
視野が広がり、希望が持てるようになりました。

敷居の高いイベントだったけど、思い切って参加してよかった!
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by bebalanced | 2009-02-01 07:30 | Aromatherapy
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